カードローンの借り換えをしたい!借り換え審査が甘の注意点は?

借り換えカードローンにより、借金を一本化されている人は多くいます。

そのため、借り換えカードローンは審査が甘いと勘違いされている人もいますが、通常のカードローンと同じで審査は甘くありません。そんな借り換えカードローンについて、如何にすればカードローン審査で通るのかをまとめてみました。

また、似通った金融商品との違いも案内しているので、借り換えカードローンに詳しくなりたい方は、こちらも参考にしてください。

借り換えカードローンの基礎知識!審査が甘いわけではない!?

借り換えカードローンであっても、通常のカードローンのように、以下の審査に通らない人はカードローン契約を組むことができません。なので、借り換えカードローンは審査が甘いという情報は、信用できない情報だと判断したほうが無難でしょう。
  • 年齢
  • 収入
  • 職業

年齢というのは、主に20歳以上65歳以内を指し示すことが多いです。

借り換えカードローンであっても、社会人であり、老人に分類されない相手のほうがカードローン審査がスムーズに進むようになります。老人の場合、高齢者専用カードローンが用意されているため、借り換えカードローンでは審査対応が難しくなりやすいのです。

また、借り換えカードローンでも本人確認、在籍確認がありますので、無審査でカードローン契約可能というものではありません。

様々な名称が存在する!銀行、消費者金融で対応可能なローン

借り換えカードローンはおまとめローンと言われることもありますが、どちらも別のプランとして扱われています。

  • 借り換え:1件のローン契約を他社に移し変える
  • おまとめ:複数のローン契約を他社に移し変える

借り換えカードローン、おまとめローンともに銀行、消費者金融で販売している金融商品の1つです。ですが、銀行は100万円以上の借り換えカードローンに対応しているのですが、消費者金融では50~100万円で制限がかかることが多いため、大金の借り換えカードローンを希望している場合は、銀行で相談をしたほうが良いでしょう。

補足となりますが、おまとめローンなのに借り換えカードローンとして販売されているものもあります。こちらは名称が、「借り換え専用ローン」、もしくは「貸金業法に基づくおまとめローン」となっているのですが、正確にはおまとめローンの1種で間違いありません。

似ているけれど別物!おまとめローン、借り換えカードローンの違い

おまとめローン、借り換えカードローンの違いを掘り下げていくと、以下のような違いに気付くことができます。そのため、同じような金融商品だと勘違いしないように注意してください。
  • 借り換え:金利を意識して借り換えを検討する
  • おまとめ:完済を意識しておまとめを検討する

借り換えカードローンに比べると、おまとめローンは切実です。近年では、消費者金融で借りていたお金の返済が辛いため、消費者金融のカードローンを銀行で一本化するケースも増えてきました。

おまとめローンは、長期返済を意識している場合に最適なため、誰が利用しても得をするというものではありません。現在の返済計画に支障が出る場合は、おまとめローンという形で返済計画を練り直す、これが借り換えカードローンとの大きな違いでしょう。

逆に借り換えカードローンは、10~30万円といった少額の借り換えであっても、銀行、消費者金融ともに対応可能となっています。昔とは違い、今ではカードローン以外にもクレジットカードのような金融商品が出てきたため、銀行、消費者金融ともに、新規契約者を得るための努力をされているのです。

そのため借り換えカードローンの広告の中には、「当店ではすぐに借り換えできます」、「少額からでも対応可能」といったキャッチコピーが使われていて、今では、専業主婦の方でもカードローン審査に対応しているケースが増えてきました。

借り換えカードローンの危険性!甘い誘惑に負けないようにしよう

今でも、借り換えカードローンの審査は甘いと、このように思っている人がいるため、以下のような危険性が含まれる金融商品となっています。

  • 悪徳業者の勧誘
  • 返済トラブルの原因

悪徳業者の勧誘というのは、日常的に見かけるようなものではありません。

というのも、ダイレクトメール、もしくは、フリーメールを通じて営業を行っていることが多く、そんな営業の中には、「100%審査に通ります」、「他社で断られた方でも審査可能」というふうに、確実にお金を借りられるというメッセージで営業を行うことが多いからです。

しかし、借り換えカードローンであれば、現在の借金を他社で返済し直すことが可能になるため、このような情報に騙されてしまう人は多いです。しかし悪徳業者の勧誘に乗ってしまうと、通常よりもかなり高い金利で返済をしなければならない状況となり、人によっては自己破産してしまう人までいるのです。

また、借り換えカードローンの審査に通ると、借金の返済計画が練り直しになるため、返済期限を遅らせることが可能です。便利なサービスのように思ってしまいますが、人によっては何度も借り換えカードローンを繰り返し、そのたびに無駄な利息が発生してしまい、本格的に借金返済ができなくなってしまう人までいます。

借り換えカードローンは、完済できることを前提として借りる必要があるので、何度も借り換えカードローンを利用していると、金融業者側がカードローン審査を嫌がることもあるので注意してください。

銀行、消費者金融で違う!借り換えカードローンも総量規制の対象?

通常のカードローン、その他のカードローンであっても、総量規制を無視して借りられるわけではありません。

・総量規制

年収の3分の1以上は借りられないという規制で、銀行以外の金融業者は、総量規制対象外とはなりません。

補足となりますが、カードローン、キャッシング、クレジットカードのどれを利用した場合でも、総量規制対象外であるかどうかのチェックが入るのです。そのため、カードローンよりクレジットカードのほうが、総量規制の分だけ得をするというものではありません。

このような仕組みになっているので、消費者金融よりも銀行のほうが、借り入れを自由に行えるようになっています。消費者金融の場合、借り換えカードローンで、200万円以上でも借りられるという金融商品もありますが、正確には、借り入れの上限が200万円以上というだけです。

そのため、カードローン契約時の借り入れは50万円、返済などが安定している場合で、且つ収入が問題ないと判断できる場合は100万円、200万円、300万円とグレードアップしていく内容になっています。銀行の場合は、初回から200~800万円で借りられるものもあるので、今では個人だけでなく、事業主も銀行で借り換えを行うケースが増えてきました。

総量規制対象外の基礎知識!正しく知って上手に利用しよう

総量規制についてですが、以下のように総量規制を受けずにお金を借りる方法は存在します。

  • 顧客が一方的有利となるケース
  • 緊急の医療費
  • 社会通念上緊急に必要と認められる費用
  • 配偶者も含めた年収の3分の1以下の貸付け
  • 個人事業者への貸付け
  • つなぎ資金
・つなぎ資金

つなぎ資金とは、施行規則第10条の23第1項各号にて定められている資金のことです。

また、預金取扱金融機関からの貸付けを受けるまでのつなぎに該当する資金を、主につなぎ資金と言います。

総量規制について学んでいると、総量規制の対象になることをネガティブに捉えてしまうのですが、まったく抜け道がないわけではありません。これは借り換えカードローンにも言えますので、抜け道を上手に利用して賢く借りるようにしましょう。

総量規制についても、元々は、以下のような役割のために施工されている規制でしかありません。

  • 債務者、債権者の健全な貸付のための仕組み
  • 貸付そのものの法整備を目的とする

借り換えカードローンのコツ!いきなり大金を借りるのは良くない?

通常のカードローンでも言われていることですが、いきなり大金を借りようとすると、審査に落ちる確率が上がってしまいます。

その理由ですが、以下のようにカードローン審査のコツを無視した、審査の申し込みに相当するからです。

  • 初めの借り入れから大金を借りられるケースそのものが少ない
  • 収入が審査基準を満たさない場合は審査に落ちる
  • 返済リスクが懸念されるようになる

そもそも、大金を借りようとするということは、大金を借りるだけの明確な使途がないと納得できません。そのため、「生活用品の購入、レジャーのため」といった、一般的な使途では金融業者側も納得しないでしょう。

使途の選択で、借り換えカードローンなどが厳しくなるので、最初は50万円以内を想定して申し込むようにしたほうが賢明です。カードローン、キャッシングなどの借り入れサービスのほとんどは、増額審査の申し込みも可能となっているので、順調に返済されているようであれば、スムーズに増額審査にも通るようになります。

・増額審査

現在の借入限度額を増額して欲しいという要望を、増額審査という形で申し込めるサービスのことです。

カードローン審査とは違い、増額審査の場合は1~10日ほど審査期間を設けることがあるため、早めに申し込まないと、審査にかなりの時間を要することもあります。

借り換えカードローンの使い方!利用前に知っておいたほうが良いこと

借り換えカードローンの審査申し込みで、絶対にやってはいけないと言われていることがあります。

  • 他の金融商品と一緒に申し込む
  • 複数同時申し込みサービスを利用しない
  • 記入内容にミス、偽りがない状態で申し込みを終える

借り換えカードローンであっても、切実な理由で申し込みをされている人もいるので、他の金融商品と一緒に申し込むといった、審査側に迷惑がかかる対応は取らないようにしましょう。

このような対応が目立つと判断された場合、次回から申し込みをされても審査が中々進まない、もしくは審査落ちが目立つようになります。また、複数同時申し込みサービスというものが、今ではインターネット上から利用できるようになっています。

・複数同時申し込みサービス

本来であれば、1社ずつカードローン審査の申し込みを行わないといけませんが、複数同時申し込みサービスの場合は、記入された情報を元にして、複数の金融業者でカードローン審査が開始されるようになります。

便利なサービスのように感じるかもしれませんが、実際は、本当に利用する気持ちがあるのか、返済できるのか不安定な方からの申し込みとなるため、金融業者側はこのサービスを快く思っていません。今では、金融業者同士で申し込みに関する情報を共有していることもあるため、複数同時申し込みサービスを利用してしまうと、ブラックリストに載ることもあるのです。

・ブラックリスト

金融業者側が登録、管理している、要注意人物リストのことです。

ブラックリストに載るということは、将来的に取引できなくなる可能性が高くなってしまうという意味なので、無作為な審査申し込みは避けたほうが良いでしょう。

それと、年齢、年収、職業、就職先を偽るのも良くありません。今では、金融業者側のデータベースを通じて、これらの情報が登録されていき、審査時に精査されるようになっているため、申し込みごとで情報が誤っていると、カードローン審査が進まなくなるのです。

借り換えカードローンの審査基準
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