他の金融業者と何が違う?プロミスで借り換えを行う際の注意点は?
プロミスの借り換えだけでなく、その他の金融商品についても案内しています。
プロミスというと、社名がSMFGグループのSMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)となってからも、他の金融業者より審査が甘いと言われることもあり、その真偽について不確かな情報も出回っています。これは借り換え、おまとめローン、フリーキャッシングも同じなので、今回は、本当に借りやすいのか、借り換えを検討している人の特徴などをまとめることにしました。
プロミスの借り換え!総量規制対象外で借りられる理由
- 借り換えカードローン
- おまとめローン
- フリーキャッシング
このような金融商品であれば、銀行のような借り入れにも対応しているのですが、すべて同じような金融商品ではないので注意してください。
金融商品名 | 商品内容 |
---|---|
借り換えカードローン | ・1件の借り入れを借り換えできる ・融資限度額は500万円以下が多い ・審査基準は通常のカードローンと同じ |
おまとめローン | ・数件の借り入れを一本化できる ・融資限度額は500万円以上のものがある ・審査基準は借り換えより厳しいことが多い |
フリーキャッシング | ・借り換え、おまとめローンより金利が低い ・借り換え、おまとめローンより審査時間が長い ・複数の書類の提示を求められる |
フリーキャッシングは収入、そして返済能力が高いと認められる人物でなければ、基本的にカードローン審査に通ることがありません。プロミスでは、複数の金融商品を取り扱っているのですが、だからといって通常のカードローンより審査が甘いわけでは無いのです。
そして、これらの金融商品に限り総量規制対象外となっています。借金返済を旨とした貸付が多くなりやすいため、救済策として、銀行、消費者金融に関係なく総量規制対象外で借りられるようになっています。
借り換え、おまとめローンの違い!どちらのほうがお得に借りられる?
良く比較される借り換え、おまとめローンですが、実を言うと、おまとめローンのほうが以下の面で優れています。
- 金利が低くなる傾向にある
- 100万円以上の借り入れが可能
そもそも借り換えカードローンは、1件100万円以内のカードローン契約を組んでいる場合、100万円を超える借り換えカードローンが可能となりません。しかし、おまとめローンは複数の借り入れを一本化できる強みがあるため、結果として、100万円以上の借り入れが可能となるのです。
補足となりますが、金利が低くなるといっても100万円以上の借り入れが可能となった場合のみです。50万円以上でも金利が低くなる傾向にありますが、実質年率が6.0~12.0%で定まっている場合、50万円では12.0%となり、100万円では10.0%付近で金利の設定が行われやすいでしょう。
そのため、借り換えカードローンで金利が低くなるというキャッチコピーについては、おまとめローンに比べて劣ると思ったほうが賢明です。
また、借り換えカードローン、おまとめローンの融資限度額は500万円前後で設定されていることが多いです。ですが、信用を前提にして貸付を行いますので、借り換え、おまとめローンともに200万円以上の融資は難しいと思ったほうが良いでしょう。
返済能力が高い、職業が公務員のため信用度が高い、転職後の収入が高いなど、なにかしらのプラス要因がない場合は、中々200万円以上借りられない状況となっています。このようなことも理解していると、借り換え、おまとめローンを正しく利用できるようになるでしょう。
おまとめローン以外の金融商品!フリーキャッシングとの比較
金融商品名 | 商品内容 |
---|---|
おまとめローン | ・実質年率:6.0~17.8% ・融資限度額:500万円 ・お使いみち:借金返済、生計費など ・返済方式:元利定額返済方式 |
フリーキャッシング | ・実質年率:4.5~17.8% ・融資限度額:1000万円 ・お使いみち:自由、要相談 ・返済方式:残高スライド元利定額返済方式 |
上の表は、プロミスのおまとめローン、フリーキャッシングではなく、消費者金融全体の平均となっています。フリーキャッシングの中には、1000万円以上の融資限度額を設けているものもありますが、銀行以外では、1000万円以上の融資で審査に通ることが少ないです。
また、フリーキャッシングであれば、借り換え、おまとめローンよりも、好きなようにお金を借りられるように錯覚してしまいますが、実際は、具体的な返済計画を提示できる人に対して、高額の融資を行っているだけです。フリーキャッシングの場合、借り換え、おまとめローンのように即日、もしくは1~3日以内に審査結果が出ないこともあります。
このような特徴もあるので、安易に借り換え、おまとめローンよりも優れていると思わないほうが良いでしょう。ちなみに、借り換え、おまとめローンは、どちらもお使いみちが固定となっており、借金返済以外の目的では、審査に通らないことも多いです。
なので、お使いみちについては借金返済としておき、私的な理由でお金を借りないほうが審査に通りやすいです。
プロミスの金融商品!借り換えなどの金融商品が多い理由
昔に比べると、プロミス、アイフル、アコム、モビットで借り換え、おまとめローンを多く取り扱うようになりました。
その理由ですが、借り換え、おまとめローンであれば、総量規制対象外で融資を行えるようになるからです。
過去であれば、年収の3分の1以上で融資を受けることも可能でした。しかし今では、総量規制対象外でない限り、年収の3分の1以上で融資を受けることが不可能となっているのです。
ちなみに、借り換え、おまとめローン以外の金融商品では、以下のような金融商品が総量規制の対象となっています。
- カードローン
- キャッシング
- クレジットカード
カードローン、キャッシングは審査が甘いと言われていますが、これらは総量規制の対象となっているので、厳しい審査が行われる可能性が低いだけです。しかし、過去に比べてカードローン、キャッシングの審査も厳しくなっているので、無収入、無職の人がカードローン審査に通る割合はかなり減りました。
プロミスのような大手であってもこれは同じなので、インターネット上で見られるような、「〇〇は審査が甘い」という情報は信じないほうが良いでしょう。ちなみに、銀行も借り換え、おまとめローンを販売しているのですが、消費者金融との違いは、銀行のほうが少しだけ金利が低くなるといった、それほど大きな恩恵を受けられるものではありません。
プロミスの借り換えの手順!通常のカードローン審査と同じ内容
プロミスの借り換えについてですが、以下のような手順でカードローン審査が進むようになっています。
- 本人による審査申し込み
- 一次審査が開始される
- 本人確認、在籍確認が行われる
- 二次審査が開始される
- 審査結果が通知される
一次審査とはシステムによるカードローン審査で、二次審査は、金融業者のスタッフによる審査のことです。
難しい対応を取っているように思われることもありますが、一次審査は、申込内容に虚偽の事実がなかったかをチェックするだけなので、借り換え、おまとめローンは、通常のカードローンよりも審査が厳しいわけではありません。嘘をつかずに申し込んでいる、借金返済を問題なくこなしているようであれば、借り換え、おまとめローンで落ちてしまう可能性は低いでしょう。
二次審査は、スタッフにより融資可能額が設定されるだけです。あまりにも一次審査で酷い結果が出たという場合、そのままカードローン審査がストップしてしまい、その後、審査に落ちたことを伝えるメール、電話が行われるようになっています。
また、銀行、消費者金融ともに本人確認、在籍確認が不要ということはありません。インターネット上では、「審査なし、在籍確認なしのカードローン審査」に関する情報も見つかりますが、過去のカードローン審査では、このような対応を取っていた金融業者がいただけです。
大手消費者金融の場合、今では銀行のカードローン審査を意識して、安全な審査を行うようになっているので、このような情報を見かけた時は、信用できない情報だと判断したほうが無難でしょう。
また、プロミスなど大手消費者金融の借り換え、おまとめローンは、どちらもweb完結型と言われています。
本来であれば、カードローン審査、契約は店舗の窓口で申し込まないといけません。
ですが今では、パソコン、スマートフォンが普及しているため、webのみで審査、契約が完了するシステムが提供されるようになっています。窓口で審査申し込みを行う時より時間を無駄にせず、これといったデメリットも無いため、若い人たちから特に支持されている審査サービスでもあります。
プロミスのweb完結型であれば、身内にローン審査の申し込みを行ったことがバレませんし、郵送されてくる書類についても省略することが可能です。また、借入状況についてもインターネット上で確認できるため、素早く借り入れ、返済できるのもweb完結型の利点でしょう。
プロミスで借り換えを検討!どんな人がプロミスと相性が良い?
国内では高いシェアを誇るプロミスですが、以下のような人達が主にプロミスを利用しています。
- 少しでも良い条件で借り換えを行いたい人
- 長期返済を予定している人
- 他ではカードローン審査に通らなかった人
未だに借り換え、おまとめローンは審査が甘いと思われているようで、そのため、とりあえず消費者金融であれば審査に通る・・・、このような勘違いをされている人もいます。ですが、借り換え、おまとめローンでは収入、職業、勤続年数、借入状況を必ずチェックしますので、そもそも、大手消費者金融以外ではカードローン審査に落ちやすい傾向にあるのです。
プロミスでは、今までに多くの人に対して貸付を行ってきたため、例えば、タクシー運転手、イベントスタッフ、ナイトワーカーでも、カードローン審査の申し込みが可能となっています。これらの職業は、公務員、会社員に比べて収入が不安定とされているため、多種多様な職業に対して安定した審査を行っている金融業者を探している場合は、プロミスを頼りにすると良いでしょう。
審査そのものが厳しくなる!?カードローン審査で落ちる人の特徴
柔軟なカードローン審査が可能なプロミスであっても、以下のような人ではカードローン審査に通ることはありません。
- 情報の不備が目立つ人
- 過去にプロミスとの間でトラブルを起こしている人
- 金融事故を起こしている人
情報の不備とは、年収、年齢、氏名、住所だけでなく、家族構成、勤務先の情報なども該当するので注意してください。
例えば、プロミスの前に他の金融業者を利用している場合で、その際に用いた情報が、プロミスで申し込んだものと一致しない場合、カードローン審査に落ちる可能性が高くなります。今では個人信用情報機関を通じて情報の照会を行っているので、情報の不備が多いか少ないかは一瞬で判断が付くようになりました。
また、プロミスは社名が変更となっているのですが、SMFGグループのSMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)に変わった後も、過去の情報を引き継いで顧客管理を行っているのです。銀行、消費者金融ともに個人信用情報機関のみで情報の管理を行っているわけではないため、過去にトラブルを起こしていると、基本的にカードローン審査に通ることはありません。
他にも、以下のような金融事故が目立つ人では、カードローン審査そのものを行ってもらえない可能性も出てきます。
- 債務整理
- 多重債務
- 自己破産
これらの金融事故は、少額の金融事故であっても1~5年間は、カードローン審査だけでなく、あらゆる金融商品の申し込みが行えなくなります。金融業者のほうで、何時になったら金融事故の情報が消えるのか、こちらについてもアドバイスしてもらえませんので注意してください。