複数申込のペナルティ!カードローンは複数申込が許容されない!?

カードローン審査では、金融業者側が審査申込上の注意を呼びかけていません。

そのため、「借り過ぎ注意」以外の注意点を知らないまま、カードローン審査に申し込んでいる人が多いのです。ですが、原則として複数のカードローンに対して、同時に審査申込をするのは良くありません。

現代のカードローン審査では、印象も評価されるようになっているので、このような注意点も事前に知っておきましょう。

4件以上で辛くなる!複数のカードローンを持たないほうが良い

複数のカードローン審査申込について、インターネット上で情報収集をすると、以下のような実態について学ぶことができます。ですが、ハッキリとした情報が出てこないため、これらの情報は頼りになるのか・・・という、疑問が残るのも事実でしょう。
  • 借入件数が5件以上なのに審査に通った
  • 借入件数が3件以内なのに審査に落ちた

常識の範疇(はんちゅう)で考えると、借入件数が5件以上の人では、3件以内の人よりも審査に落ちやすいはずです。

ですが、上記の情報はどちらも嘘の情報ではなく、れっきとしたカードローン審査の真実なのです。例えば、借入件数が5件以上なのに審査に通るケースでは、年収が多い、完済されている借金も多いため、良い信用情報でカードローン審査を受けられたのでしょう。

・信用情報

ローンの利用履歴が登録されている情報のことを、信用情報と言います。

返済で遅延することが多い場合、少額の借金で遅延されていたとしても、カードローン審査に落ちることはあります。逆に完済されている借金が多い場合は、信用情報の評価が上がる仕組みになっているのです。

このようなケースは、中高年の方の借金では珍しくありません。カードローン審査の申し込み前に、自動車ローン、クレジットカードのショッピング枠で完済しているようであれば、借金額そのものがかなり減っているだけでなく、信用情報が良いものになっていきます。

また、借入件数が3件以内なのに審査に落ちてしまう人は、もしかすると、まとめて借金されているなど、借金の仕方に問題があるのかもしれません。今では、システム上でローン審査が進むようになっているため、このような問題に対して、嘘の情報を用いたとしても審査に落ちてしまいます。

何が引っかかる?複数のカードローン審査で損をするケース

複数のカードローンに対して、まとめて審査申込を依頼するのは良くありません。

というのも、以下のような問題が発生するからです。

  • ローン契約そのものが難しくなる
  • 審査そのものを行ってもらえなくなる

ローン契約というのは、銀行であれば3件以内、消費者金融であれば5件以内に対して、許容を設けていることが多いです。つまり、いきなり4件以上の借金を行うというのは、「安全ではない借金返済になる可能性が高い」ため、銀行、消費者金融ともにローン審査を行わないこともあります。

もしこれからカードローン審査の申し込みを予定している人は、1件ずつでカードローン審査を受けたほうが良いでしょう。

もしくは、銀行、消費者金融で分けて申し込みを行ったほうが無難です。

複数から借りている!そんな人はデメリットだらけになる!?

カードローン審査は、借入件数のみで判断しているわけではありません。総量規制込みで、カードローン審査が進むようになっています。

そのため、以下のような借り入れをされている人では、複数のカードローンを持てないことが多いのです。

  • 年収の3分の1以上で融資を受けている
  • 最近になって収入状況が大きく変わった

インターネット上では、「消費者金融はカードローン審査が甘い」と言われていますが、総量規制の対象は主に消費者金融となっています。

そのため今では、カードローン審査が甘い消費者金融は存在しないと思ったほうが良いでしょう。カードローン審査の通過率は以下のようになっているため、消費者金融の審査難易度は銀行カードローンと大きく変わりません。

  • 銀行:30~40%
  • 消費者金融:30~50%

現代のカードローン審査は、「2人に1人が審査通過」というケースが多いです。今までは、アルバイト、パートでも50万円以上借りられる時代だったのですが、総量規制の影響によって、10~30万円で融資を受けている人のほうが増えています。

しかも、複数のカードローンを利用していると、金利の影響で利息が多くなってしまうのです。

これでは、新規のカードローン契約を組めたとしても、少額の融資のみで対応というケースが多くなるでしょう。また、良くカードローン審査で落ちるようになった人は、収入状況が大きく変わっていないかを確認しておきましょう。

転職後に、複数のカードローンを持ち続けることが難しくなることは多く、このような問題は、個人的に確認しないといけません。そして、転職後に生活が落ち着いてから、あらためてカードローン審査の申し込みを行ったほうが無難です。

総量規制だけではない!複数から借りている場合はマイナス評価

借金というのは、複数から借りている時点でマイナス評価になるので注意してください。

どうしてこのような評価になるのかというと、個人信用情報機関に加盟している金融業者が多いからです。個人信用情報機関に加盟している金融業者は、以下のような情報の照会が可能となっているため、収入が多く、借金が少ないように偽ることもできません。

  • 借入件数
  • 借入総額
  • 返済トラブルの有無

複数のカードローンを利用している場合、「借金の一本化を果たすためにカードローン審査に申し込んだ」のような、明確な目的がないとカードローン審査が厳しくなります。

銀行、消費者金融ともに借入件数、借入総額に対して許容を設けているだけで、ギリギリまで融資をする金融業者は減っているのです。

また、すでに限界まで借りていると判断できる場合は、以下のカードローン審査に申し込んだほうが無難でしょう。

  • 借り換えローン
  • おまとめローン

上記のカードローンは、「借金返済をお使いみちとするローン」の1種です。

今までであれば、このようなカードローンはお使いみちとして選択できるだけでした。ですが今では、借金返済を救済する制度、金融業者が増えておりますので、メガバンクのような大手銀行であっても、借り換えローン、おまとめローンを用意していることが多いのです。

つまり、現代のカードローンは借金状況を隠さないほうが良いのです。個人信用情報機関を通じてすぐにバレる嘘になりやすいので、カードローン審査の申し込み前に相談しておき、次いで、借り換えローン、おまとめローンに申し込むようにしましょう。

不明な理由で審査落ちになる!申し込みブラックの実態

借入件数、借入総額だけでなく、申込件数もカードローン審査前にチェックされます。

申込件数には、以下のチェック項目がありますので注意してください。

  • システムによる申し込みの有無
  • 本人による申し込みの有無
  • 正しい期間で申し込みを行っているか

人によっては、今まで借金をしたことがないという理由で、インターネット上のサービスを利用して、まとめてローン審査の申し込みをされている人もいます。

簡単にまとめて申し込めるサービスなので、ついつい利用してしまう人もいるのですが、基本的にデメリットしか無いサービスなので注意してください。

システムによる申し込みの有無は、カードローン審査のシステム上で把握できる情報となっています。このような情報も、個人信用情報機関に登録されている情報を照会するだけで、どのようなタイミングで申し込みがあったのか、こちらをまとめて確認することができるのです。

そのため、短期間でまとめてカードローン審査の申し込みをされていると、人力では不可能という判断から、システムによる申し込みであることが判明します。

つまり、本人による申し込み、正しい期間を設けての申し込みで無いことがわかりますので、審査落ちになるリスクを上げているだけなのです。本人による申し込みではないと判断される理由は、申込件数が多過ぎる場合、どのような業者に対して申し込みを行ったのか、こちらを忘れてしまう人が多いからです。

中にはカードローン審査に通ったとしても、その後の連絡などの伝達、契約が不自由になる人もいますので、デメリットしか無いサービスとなります。

このような行為は「申し込みブラック」として扱われることもあり、1年以上でカードローン審査に通らなくなる人もいるのです。

・申し込みブラック

申込件数、もしくは不誠実な申し込みが目立つ場合も、金融業者のほうでブラックリストに登録することがあります。

このような情報も、個人信用情報機関を通じて情報の共有化が果たされるので、1件ずつ丁寧にカードローン審査の申し込みを行ったほうが良いのです。

審査内容は確認できない!銀行、消費者金融で対応は同じになる

カードローン審査に落ちてしまった場合、以下のような対応を取ることも大事です。

  • 審査内容を尋ねない
  • 1ヶ月ほど空けてから再申込をする

カードローン審査というのは、今ではシステムによる自動判断、そして、自動判断を終えた後に、人の手でも審査を行うという仕組みになっています。

これらの対応は企業秘密となっているので、カードローン審査に通ってもおかしくない場合に審査落ちになった・・・、このようなケースでも、審査内容を尋ねないほうが良いでしょう。その理由ですが、カードローン審査には印象に対する評価も行っているからです。

印象というのは、あまり取り引きでトラブルを起こさない人かどうかの判断となります。そのため、企業秘密などを探ろうとする行為、カードローン審査に対して不服を申し立てる行為などは、あまり好ましい行為ではありません。

そして、1ヶ月間に1件を目安にして申し込むようにしましょう。

数日程度で再申込をされても、カードローン審査に通りやすくなることはありません。カードローン審査に落ちたという情報は、信用情報の1つとして登録されるようになっているため、信用情報の評価を下げないためにも、落ち着いた対応を取ったほうが賢明なのです。

もし、銀行カードローンの審査に通らなかった場合は、消費者金融カードローンの審査に申し込むのは問題ありません。

ただし、銀行カードローンの保証会社と同じ、消費者金融カードローンに対して審査申込をされると、高確率でカードローン審査に落ちてしまいます。現代のカードローンは、銀行カードローンの場合は保証会社ありで審査が進むからです。

保証会社の多くは消費者金融、信販会社となっていますので、銀行、消費者金融で審査を申し込んでも、実は同じ会社で審査を受けているのと同じ・・・という、このような問題を起こしてしまうこともあります。

無難に審査申込したい!安全なカードローン審査はツールで対応する

消費者金融では、カードローン審査の前に診断ツールを利用できるようになっています。

・診断ツール

カードローン審査時に必要となる情報を、簡易的に記入できるツールのことです。

今では銀行、消費者金融ともに無料の診断ツールを用意しているため、事前にカードローン審査の難易度を、個人的に調査することが可能になりました。

消費者金融 診断ツール 記入項目
プロミス お借入シミュレーション ・生年月日
・年収
・他社借入金額
アイフル アイフル1秒診断 ・年齢
・雇用形態
・年収
・他社借入金額
アコム アコム3秒診断 ・年齢
・年収
・他社借入金額

上の表は、大手消費者金融の診断ツールをまとめたものです。

調査時の診断ツール、記入項目の情報でまとまっているため、現在利用できる診断ツールと誤差が生じることもあります。ですが、基本的に診断ツールで必要となる情報は、年齢、年収、雇用形態、勤続年数、借入件数、借入総額のため、記入そのものが難しくなる項目はほとんどありません。

大手消費者金融であれば、無料の診断ツールを必ず用意しているので、カードローン審査前に利用するようにしておきましょう。補足となりますが、無料の診断ツールをどれほど利用したとしても、信用情報の評価を下げることがありません。

カードローン審査の申し込み扱いにはならないということです。

また、無料の診断ツールを利用すると、「50万円以上の融資も可能」という案内が表示されることもあります。ですがこれは目安でしかありませんので、実際は、50万円以下の融資が多いことを理解しておきましょう。

基本的に、複数のカードローン申し込みをされている人が少ないという前提で、融資可能額に対して甘い対応が目立つだけなのです。

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