総量規制を深掘り!銀行カードローンは総量規制対象外って本当?

カードローンの総量規制というのは、消費者を守る目的で施行されている法律です。

しかし、総量規制の中身を知らないままでいると、本当に法律として機能しているのか、こちらについて不満を抱えることもあるでしょう。そんな総量規制ですが、カードローン審査を有利にするための情報もありますので、賢い消費者になるため、総量規制の詳細について学んでおきましょう。

総量規制の必要性!なぜ面倒なカードローンの規制が存在する?

これからカードローンを利用するという人の場合、総量規制の対象、対象外について考えるのが面倒という人もおられるでしょう。ですが、総量規制は消費者を守ってくれる法律なので、以下を理解した上でカードローン審査を申し込んだほうが良いです。
  • 年収の3分の1以上の貸付を行わない
  • 銀行系は総量規制対象外

年収の3分の1以上で貸付を受けられないのであれば、あまり融資を受けられないと思ってしまう人もおられますが、それほど無情な法律ではありません。

そもそも、100万円を超えて融資を受けている人の中には、正しいカードローン審査が行われずに、とりあえず融資を受けてしまったという人もおられるからです。大金を得られるのであれば問題ない・・・と思ってしまいますが、金利計算を行ってみると、年間で10万円を超える利子が発生するため、借金返済でトラブルを起こしてしまう人もおられるのです。

しかも100万円という大金は、1年間で返済を終えられるとは限りません。人によっては、2年間かけて完済される人もおられるのですが、その際は、20万円以上の利子を返済しないといけないのです。

これは自動車ローンと比較すると良くわかることですが、自動車ローンの場合、金利は2.0~7.0%の間で設定されることが多いです。つまり、カードローンの半分以下の利子で済むわけです。

このような借金返済でトラブルを抱えている人が、過去には多く存在していたため、今では総量規制が施行されるようになりました。

グレーゾーンの恐怖!かつてはグレーゾーン金利が悩みの種だった

総量規制が注目されるようになる以前から、実は、カードローンの返済でトラブルが絶えない時期がありました。

というのも、一時期のカードローンはグレーゾーン金利に悩まされていたからです。

・グレーゾーン金利

出資法の上限金利に関する金利のことで、消費者金融がサラリーマン金融と言われている時代に、28%以上の金利が良く用いられていました。

補足となりますが、銀行カードローンの金利設定は14.0%前後です。つまり、グレーゾーン金利は銀行カードローンのおよそ2倍の金利を意味し、そのため、多くの利用者は借金返済でトラブルを出してしまいました。

現在も過払い金返還請求という形で、過去に消費者金融を利用されていた人たちが、過剰な金利設定に対して返還請求を行う問題が起きています。

また現在では、利息制限法により20.0%を超える金利設定に対して、罰則が発生するようになっています。そのため、現在の消費者金融のカードローンでは、15.0~18.0%の金利設定が目立つようになりました。

働いている人の味方!総量規制で銀行カードローンが大きく変わった

現在の銀行カードローン利用者は、年々で増加傾向にある状況です。その理由ですが、ほぼすべてのカードローンを販売していた消費者金融から、銀行カードローンに切り替えている人が増えているからです。

このような対応を取っている人が増えている背景には、以下のような思惑があるとされています。

  • 金利の問題
  • イメージの問題

銀行カードローンは総量規制対象外となっているので、消費者金融カードローンよりも融資額が大きくなりやすいです。制限がないため、100万円以上のカードローン審査に通る人もいますし、さらに消費者金融と比べて、カードローンの金利が低く設定されているのです。

金利のみで銀行カードローン、消費者金融カードローンを比較すると、以下のような状況となっています。

  • 銀行カードローン:2.0~14.0%
  • 消費者金融カードローン:3.0~18.0%

銀行カードローンの金利は低金利と言われていますが、実際に比較してみるとそのことが良くわかります。また、銀行カードローンは他社からの借り換えを推奨しているので、借り換えローンというカードローンの審査も行っているのです。

そのため、消費者金融から銀行へ借り換えている人が増えてきました。

その他の思惑ではイメージの問題もあります。イメージというのは、クレーム、トラブル件数の増加に伴って、消費者金融カードローンに良いイメージを持つことができないという意味です。

これはすべての消費者金融が該当するわけではありません。ですが、今でもグレーゾーン金利をめぐってトラブルが起きている、もしくは未解決のまま放置されているトラブルがあるのです。

中には社名変更を繰り返して、問題そのものに対処しないなど、劣悪な対応を取っている消費者金融もありますので、安定性をとって銀行カードローンを利用する人が増えてきました。このような傾向は男性よりも女性のほうが強く、そのため、銀行カードローンの中には女性専用のものも増えています。

これからも総量規制対象外?銀行カードローンの将来性は?

インターネット上では、銀行カードローンも将来的には、総量規制対象外ではなくなるという噂が存在します。

ですが今のところは、以下のような理由によって銀行の総量規制対象外は、無くなるという状況ではありません。

  • トラブルがほとんど起きていない
  • 制限が定まっている

消費者金融で総量規制が施行されるようになった理由は、消費者との間でトラブル続きであったこと、法律の抜け道を利用して金融商品を販売していたこと、この2点が大きな問題だったからです。

しかし銀行カードローンは、過去から現在にかけてトラブルが少なく、近年でも、大手銀行が暴力団との間でトラブルを起こしただけです。このような事件が起きているため、過去に比べて今ではカードローン審査が厳しくなりました。

ですが、その他の制限について議論されているわけではないので、総量規制対象外そのものが無くなるという話が進んでいるわけではありません。

総量規制後の消費者金融!今では銀行カードローンと提携している

消費者金融は、過去の悪いイメージを払拭するために、以下のような取り組みを行っています。

  • 銀行との提携
  • ローンの種類を増やす

銀行との提携というのは、今までのカードローン審査のノウハウを活かして、銀行カードローンの審査に協力するというものです。他にも、銀行が用いている個人信用情報機関を通じて、カードローン審査に関する情報を提供するといった、このような取り組みも対応しています。

そもそも消費者金融カードローンは、グレーゾーン金利の時代から様々な人に対して、融資を行ってきたという実績があるのです。

そのため、消費者金融のノウハウを活かしてカードローン審査が可能となる場合、普通であればカードローン審査に落ちるような人でも、カードローン審査が可能となります。このような提携のおかげで、銀行カードローンは審査が厳しいというイメージも払拭することができました。

その他の取り組みでは、ローンの種類そのものを増やすような対応も取っています。具体的なものでは、以下のようなカードローンが人気です。

  • 学生専用ローン
  • 主婦専用ローン
  • 高齢者専用ローン

上記のローンのほとんどは、今まで消費者金融カードローンとして対応することが少なく、そのため、個人事業主が運営する店舗で、カードローンの相談をするというケースがほとんどでした。

しかし大手消費者金融とは違い、個人事業主が運営する店舗では、カードローン審査にかなりの時間を要しました。ですが今では、消費者金融でも専用ローンを取り扱うようになり、その影響で銀行カードローンの中にも、専用ローンが出てくるようになったのです。

消費者金融のメリット!総量規制が適用されていても使いやすい

総量規制が施行されるようになった後でも、消費者金融を利用している人はいます。

というのも、消費者金融には消費者金融にしか無いメリットがあるからです。

  • 即日融資可能
  • 無利息キャッシングが可能
  • 低収入者でも融資可能

これらのメリットは銀行カードローンにはありません。近年まで、銀行カードローンでも即日融資を行っていました。

しかし今では、大手銀行と暴力団との間でトラブルが起きたため、カードローン審査を慎重に行わないといけなくなったのです。そのため、即日でカードローン審査を終える、その後に融資も行うということが不可能になりました。

補足となりますが、即日融資といっても即日と限定されているわけではありません。

例えば、14時より前にカードローン審査を終えている場合、即日融資に対応できる消費者金融は多いのですが、14時を超えてカードローン審査を終えている場合は、即日融資が不可能になることもあります。この場合、翌日の12時までに融資を行うというふうに、従来とは対応が違うこともあるので注意してください。

また、消費者金融カードローンの多くは、期間限定で無利息キャッシングに対応しています。初めて利用される方に限定されていますが、30日分で無利息、180日分で無利息となっているため、カードローン未経験者の方から、好評をいただいているサービスとして有名です。

消費者金融カードローンの注意点として、低収入者でも融資可能というのは、アルバイト、パート以上の収入であった場合です。

そのため、収入が不安定であったり、年収では100万円を超えられないという場合は、1万円単位での融資が多くなると思ったほうが良いでしょう。具体例としては、年収が70万円の場合は11~19万円の融資が可能であっても、20万円以上は難しいと判断されることもあります。

消費者金融が保証会社!多くの人が審査を受けられるようになった

消費者金融の中では、以下のような消費者金融を大手として扱うことが増えてきました。

  • プロミス
  • アイフル
  • アコム
  • モビット

大手と言われるほどの人気があるため、プロミス、アコムについては保証会社としても有名な会社です。

・保証会社

ローン審査、審査後の利用者との付き合い、返済などの管理、対応を取っているのが保証会社です。

保証会社の多くは消費者金融、信販会社に分類されますが、ほぼすべての保証会社は、消費者金融によって占められている状況となっています。

保証会社が主に提携している金融業者は銀行です。そのため今では、銀行と提携していることをアピールしている消費者金融も増えていますし、カードローンの商品内容を確認すると、総量規制の案内だけでなく、保証会社の会社名も確認することができます。

また、銀行が保証会社を設けている理由には、以下のような理由があるとされています。

  • 審査にかかる時間が短くなる
  • 運営に力を入れることができる

現在の銀行カードローンの審査スピードは、30~60分とされています。

しかし過去の銀行カードローンでは、審査スピードが60~120分ほど、もしくは数日中に審査結果を通知するという方法を取っていました。そのため、この時は消費者金融カードローンで素早く審査を終える、融資を受けるという人が増えていったのです。

また、保証会社はカードローン契約者との付き合いも担当してくれるので、銀行側は銀行の運営に力を入れることができるという利点もあります。そのため今では、銀行、消費者金融が提携しているケースが珍しくなくなりました。

総量規制対象外の注意点!誰でも融資を受けられるわけではない

銀行カードローンは総量規制対象外となっていますが、以下のようなデメリットもあるので、すべてにおいて消費者金融カードローンより勝っているわけではありません。

  • 初回から多額の融資を受けることは不可能
  • 専業主婦、学生向けの専用ローンが少ない

銀行カードローンの融資可能額の上限を調べると、500~800万円で設定されていることが多いです。

ですが、カードローンの利用経験が少ない人の場合は、100万円以上の融資を受けることが難しいでしょう。その理由ですが、今までに借金返済を完了したというデータが少ないからです。

多額の融資を受けるためには、年収が多いこと、そして、借金返済でトラブルを起こしていないことなど、これらの条件を満たさないといけません。つまり、融資可能額というのは、将来性も含めて案内されているだけなのです。

また、消費者金融カードローンとは違い銀行カードローンでは、専用ローンを多く販売していません。専業主婦でも借りられるカードローンはありますが、配偶者貸付のローン審査を通じて、配偶者の了承も得られるようであれば、カードローン契約が可能となるだけです。

銀行カードローンを利用する際、総量規制対象外に目がいってしまうものですが、銀行、消費者金融にはどちらにもメリットがあります。なので、自分に合った最適なカードローンを選んだほうが、長く安定したカードローンの利用が可能となるでしょう。